ZEROICHI BLOG(0→1)

シミズタカヒロです。ベンチャー企業で役員をしています。ビジネスやセールスにおける0→1を中心にブログアップしています

年商5億円の「壁」のやぶり方

本日は年商5億の「壁」の破り方ということで本を読んでみました。
この手の「壁」に関する本は何冊か読んだことありますが、
非常に良い本だったので、感想を書きたいと思います。↓
 
◆全体を通して
タイトル通り年商5億の「壁」ということなので、まだ未成熟で
成長中のベンチャー企業が読む本ですね。なんというか、
著者の経験にもどいて着実にかかれているので、変化のある書き方ではないですが、
淡々と事実と大切なことが書かれています。
 
総じて、わかりやすく、現実性のある良本です。
お金とか株式あたりの話なども丁寧に書いてあり、非常にわかりやすい。
中盤からが特に面白いです。購入価値ありです。
 
◆一番の「壁」
社長がこれまでとは違う、と5億からの「壁」を認識し、
過去のやり方から決別すること
そして、全体をとおして、一番大切だと言われていたのは社長と社員のコミュニケーション
質と数を担保して、一番社員のもとにいく。それができる体制も組織としてつくるべきでしょう。
 
◆5億からの組織
最初に組織図をつくらない。階層型の組織図をつくったとしても、
その階層にあった人財が社内にいるかはわからない。大企業ならまだしも。
そして、ハブ&スポーク型の組織をつくり、隅々まで社長の考え方を行き渡らせる
 
権限以上や、やらなすぎても、やりすぎても効率は下がる
社長の決裁が必要なものとそうでないもののルール決めが必要だろう。
 
◆マネーマーケットを意識せよ
通常の収入である表の収益ではなく、お金でお金をつくる循環を
つくる必要ある。
 
私の実感値でもありますが、ベンチャー企業では税務会計で回しているところが
多いと思いますが、ある一定を超えてきたら
税金対策ではなく、しっかり利益を出して、投資をしてお金をまわして、
お金を稼いでいく必要があるでしょう。
小さな利益で創れる事業も小さい分、スケールが小さいので、
スケールさせたいならこれくらいのフェーズで「投資」の意識が必要のようです。
 
IPOのデメリット
1)赤字が出せなくなる
2)情報を開示しなければいけない
3)事前にリスク開示しなければならない
4)公開維持コストがかかる(マザーズなら公開維持コスト1億程度)
5)社長の時間が奪われる

 

こうやってみるといいところが無いように見える。。。
 
IPOのメリット
最大のメリット:新株を発行して株式交換で企業買収できる
 
◆企業のクオリティが落ちていく
マグドナルドやトヨタのように、店舗や生産数によらず、クオリティを下げない
仕組みや取り組みが必要となる。
そのときに、社長のプライドは捨てる→これどの本にも書いてある
 
「マニュアル化できっこない」といっても実際は
暗黙知は1%程度でその他の99%はマニュアル化可能
マニュアル化できない=スケールを諦める、と考えれば良い
そして、マニュアル化がすぐできるところは入り口でしかないからこそ、
マニュアル化を検討できない=スケールしないと考えられる
 
◆間接部門
間接部門は最小の人数で最大の成果を。営業9割に対して、1割程度が良い。
 
・攻撃的な未来を見据えた経理を
年商5億までは過去の整理がメインだが、それ以降は未来のために存在(経理が)させる小さなコスト削減で年商が5億、10億とはならない。
借り入れの金利を2%下げるだとか、大きな提案こそ、経理には必要
年商5億で1%の削減ができたら、500万。コピー機の用紙削減などでは到底至らない
 
・人事は社員への最大のメッセージ
人事でもっとも大切な仕事は報酬システムの構築
報酬システムとは社員にこういうことを期待しているというメッセージでもある